山中湖在住の写真家・富塚晴夫さん教える!自然風景を楽しく撮影するためのアドバイス

山中湖在住の写真家・富塚晴夫さんが教える!自然風景を楽しく撮影するには

太陽の位置や風の向き。流れる時間と季節の移り変わり。自然はさまざまな条件のもとで、彩り豊かな顔を見せてくれます。さらに、見る人によって十人十色の自然の表情があるとしたら…。その瞬間にその場所に居合わせた者だけに与えられるシャッターチャンスを逃す手はありません。ここでは、山中湖ならではの、いろいろな写真の楽しみ方を掲載。山中湖畔に暮らし、富士山や山野草など富士山麓の自然の姿をとらえ続けている写真家の富塚晴夫さんが、大好きな山中湖と写真について語ります。

富塚晴夫(トミツカ・ハルオ)

1947年、湘南生まれ。70年日本大学芸術学部写真家卒業後渡米。建築写真家ジュリアス-シュルマン氏に師事。永住権獲得後、ハリウッドにてイメージオブ・セブンスタジオを設立。広告、建築写真に着手。オーソン・ウエルズ、マイケル・ジャクソン等数多くの俳優、ミュージシャンを撮影。78年L.A.キャノンギャラリーにて、個展'ペルソナ'を1ヶ月間開催。海外15ヶ国を取材。86年、16年間のアメリカ生活を終え、山中湖にアトリエ・セブンを設立。広告写真と共に風景写真を撮り続け、現在に至る。

富塚さんから、自然の中で楽しく撮るためのアドバイス

最初は一眼レフカメラじゃなくてもOK!様々な姿を見せる富士に、写真に興味を持とう!

とにかく富士山麓は被写体が豊富です。
最初はポケットカメラでもいいから、写真に興味を持ってもらいたい。
ちょうど面白い吊し雲が出ているときに撮ってしまったら、きっと写真にとりつかれる。そんな出会いが大切です。

早起きは三文の徳!刻々と変わる自然の表情に魅了される早朝は絶好のシャッターチャンス!

山中湖に泊まる場合は、朝早く起きてみてください。夏でも冬でもそうなんですが、湖水は外気より暖かい。
だから、温度差で湖面に湯気が立つんです。早朝に赤富士を撮っているときなど、背中の方から太陽の光がさしてくるものだから、自分の影が富士山の方まで届きます。
湖面の湯気の影響で、自分の影が山中湖を通り越すくらい、バーンと大きく出る。手を振るとそれが見えるんですよ。…と同時に、早朝には魚が湖面を跳ねたりするのです。

朝の白鳥も面白い!寝ている姿や伸びをしている姿を撮ってみよう!

白鳥の寝ているときの様子というのは、頭を体につっこんで、実にかわいいものですよ!
朝、彼らはつがいで動き出すのですが、運が良ければ、起きるときに伸びをするように羽ばたく姿を見ることができます。ときには、パクッと、カメラの三脚を噛むくらいに近づいてくることもあります。

山中湖の自然を感じ、宇宙を感じる。

山中湖へ来て、早起きして、白鳥と日光浴をして、魚が跳ねるのを見て、富士山に自分の影を映して…。
そのうえ、早朝に残月が見られたりすれば、本当になんていう素晴らしい世界だろうと実感できる。宇宙の一点にいるというかんじを味わうことができます。
富士山や自然の写真を撮ることに惹かれた人たちのなかには、ここに移り住んでしまった人もいるし、退職して写真家になってしまった人もいる。そこまで行かなくても、とにかく写真との出会いの瞬間が生まれるということで、ここ山中湖は素晴らしいところなので、ぜひチャレンジしてもらいたい

風のない日は、逆さ富士が狙い目!湖畔からの夕焼けもドラマチック!

朝、風がなくて、わりに凪(なぎ)になっているときには、長池地区と平野地区の水辺のそばのところに逆さ富士が映りやすいのです。また、風景写真の中でも、夕焼けはとても人気のある自然現象です。
山中湖ではある条件が揃うと、より一層赤く染まった空が、富士山と湖を幻想的でドラマチックに演出してくれます。

ピントは無限大に!

富士山を撮るときは、最初のうちはカメラのピントを「無限大」に合わせるといい。
富士山は、意外と撮りやすい山ですよ。

冨塚さんが撮った、山中湖の壁紙はこちら
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